技術書

「プロになるJava」を読んで

mabushiisign


今月発売された書籍「プロになるJava」の感想文です。
仕事で15年以上Javaを使っていますが、購入して読んでみて、良い本だなと思ったので、ブログを書こうと思いました。

本の概要

著者は、JJUG(Java Japan Upser Group)の幹事の3名の方が書かれています。 
副題が「仕事で必要なプログラミングの知識がゼロから身につく最高の指南書」とつけられています。
Javaの言語仕様を説明が中心で、いざアプリケーションを作ろうと思っても作れない入門書が多いので、これを読めば開発全般を知れてアプリケーション開発を始められるのを目指して書かれたそうです。

第1部 Javaを始める準備

環境構築だけでなく、OpenJDK、開発サイクルのことや、情報を得るための手段としてコミュニティのこととかも書かれてます。

第2部 Javaの基本, 第3部 Javaの文法

Javaについてが書かれているのですが、JShellを使っていてすぐ動かせるコードで説明されていて、Swingを使ってGUIを題材にしていて、よくあるコンソールじゃないのが分かりやすいです。

第4部 高度なプログラミング

アルゴリズムや計算量や、実践的なインタフェース・継承の使い方など、業務では必要となるけど入門書では書かれないことが書かれています。

第5部 ツールと開発技法

ビルドツール、Git、テストコードなど開発するには知っておくべきことが書かれています。

第6部 Webアプリケーション開発

Spring Bootを使ったWebアプリケーションの開発のことが一通り書かれています。

経験者として読んでよかったところ

まず、第2, 3部のところで、Java11から17の間で追加された機能の
・record
・switch式 (switch文の追加仕様含む)
を知れたのがよかったです。
今のPJもJava11から17にしたくなりました。
その他にも、Swingは今までほとんど縁がなかったので、知れてよかったです。

第4部では、普通にプログラミングの仕方として勉強になりました。
差分プログラミングの考え方も分かりやすかったです。

第5部、第6部は、経験者でMaven, Git, JUnitにWebアプリケーションも分かってるところなので軽くおさらいな感じで読みました。

先日、JJUGのナイトセミナーで著者によるセッション・座談会が行われて、執筆の背景や裏話を聴けました。YouTubeのアーカイブも残っているので気になる方はどうぞ。

こんな人におすすめ

まず、経験者でも十分に読む価値はあると思うし、携わっているPJでは利用していない機能や考え方も知れるので、最近のJavaの事情や周辺技術・ツールの動向を知りたい方にオススメです。

その他、未経験に近い状態からJavaのプロジェクトに参画する方にもおすすめしたいなと思いました。既に参画してもらっている若手のメンバーに勧めたいと思います。

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B'zとdoaとミスチルと登山が好きな40代のプログラマです。 普段は、SIer企業で働いています。
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