UMLモデリング技能認定試験
会社の後輩と5月に上期中にグループで資格を取ることにしてした。
しかし、ここ2ヶ月ちょっと全然進展していないので
ミーティングで後輩に聞いてみたところ、何も考えていないとのこと。
そこで、まずは目指す資格を決めようということになり
後輩から簡単だと聞くからUMLの資格を取るという意見が出た。
※簡単だからというのもどうかと思うが・・
しかし、後輩から出た意見だし、試験について調べてみた。
すると、2種類の試験があるようだ。
1. UMTP : UMLモデリング技能認定試験
2. OCUP : OMG認定UML技術者資格試験
こちらのブログを参考にすると
http://d.hatena.ne.jp/Akapon/20080128/1201520444
UMTP試験は
「現場でモデリングを実施する人・見る人」
OCUP試験は
「厳密な仕様の理解が必要な人」
とあり、今の実務でも活かせるのはUMTPであるようだ。
また、参考書の数などからもUMTPの方が受験する人が
多いようだ。
ということで、有意義に感じられるのでUMTPを目指すことにした。
また、UMTPは以下のレベルがある。
レベル | モデリングスキル | 説明 |
---|---|---|
L4 | 実践に基づいてモデリングを指導できる | ・L3のスキルを有し、開発プロジェクトでモデリングを一定数あるいは期間実践した経験を持つ/td> |
L3 | 実務でモデリングが実践できる | ・拡張性や変更容易性の点で高品質なモデルを定義できる ・ビジネスモデリング、分析、アーキテクチャ設計、組み込み開発を行うための専門的な知識を備えている(分野は選択)/td> |
L2 | UMLモデルの読み書きが普通にできる(モデリングリテラシーがある) | ・開発範囲の一部を担当し、モデリングができる ・他者のモデルの意味を理解できる/td> |
L1 | 簡単なUMLモデルの意味が分かる | ・UMLなどを使ってモデリングを行う最低限の知識を持っている |
まずは、L1から取得しようと思う。
また、L1はT1とT2の2つからなっているようだ。
T2を取ればL1は認められるとのこと。(T1は取らなくてもよい)
試験 | レベル | 出題数 | 合格点 | 試験時間 |
---|---|---|---|---|
T1 | 簡単なUMLモデルの意味が分かり、UMLなどを使ってモデリングを行う最低限の知識を持っている。OO基礎知識、UML入門的知識を問います。 | 50問 | 40問 | 60分 |
T2 | UMLなどを使ってモデリングを行う最低限の知識を持っている。UMLを使ったOOモデリング初級スキル・知識、OO反復型開発プロセスの入門的スキル・知識を問います。 | 30問 | 24問 | 80分 |
後輩に取るようにさせるからには、先輩・上司でもある自分も取ろうと思います。
Amazonでいくつか参考書を検索したところ、レビューの内容など
から以下のものが良さそうなので、ビックカメラで立ち読みした後購入しました。
問題集ではあるのだが、参考書並みの解説があったのち
問題がある形式なのでとてもわかりやすい印象です。
章立ては以下のようになっています。
T1試験向け
- 第1章 オブジェクト指向の基本概念
- 第2章 要求モデリングの前提知識 ユースケース図
- 第3章 構造モデリングの前提知識 クラス図
- 第4章 振る舞いモデリングの前提知識 シーケンス図
- 第5章 振る舞いモデリングの前提知識 コミュニケーション図
- 第6章 振る舞いモデリングの前提知識 ステートマシン図
- 第7章 振る舞いモデリングの前提知識 アクティビティ図
- 第8章 実装モデリングの前提知識 コンポーネント図
- 第9章 実装モデリングの前提知識 配置図
- 第10章 その他の前提知識 パッケージ・ノート等
- 第11章 UML2.0で新たに追加された図
T2試験向け
- 第12章 開発プロセス/モデリングの基本概念
- 第13章 要求定義モデリング
- 第14章 構造モデリング
- 第15章 振る舞いモデリング
- 第16章 実装モデリング
- 第17章 複数の図を利用したモデリング
各試験のカテゴリに対応した章で構成されています。
まずは、1日1章をペースに進めていこうと思います。